秋の花遍路2005メニュ〜
■弘仁寺の紫苑と
 正暦寺の秋明菊
■湖南三山の紅葉
■円成寺(奈良)と
 岩船寺(京都)の
 紅葉
■市岡OB写真クラブ
 撮影会
■弘仁寺の紫苑と正暦寺の秋明菊  <2005年10月02日>

新聞の「寺の花ものがたり」に載っていた奈良の弘仁寺へ紫苑(シオン)を愛でに出かけてきました。

奈良の南部、天理に近い小高い虚空蔵山の山腹に弘仁5年(814年)、空海が創建したと伝えられる古いお寺です。創建当時の多くのお堂は焼失して今は、本堂と明星堂などを残すだけの静かな古刹です。

シオンの花はよく野にある「ひめじょおん」を大きくしたような紫の美しい花で、そんなに多くあるわけではなく、のんびりとこじんまりと上品に咲いています。そんな様子がまたこのお寺にはふさわしく、豆子好みの静かでほっこりした風情をかもし出しています。


弘仁寺でゆっくりシオンを楽しんだ後、すぐ近くにある「正暦寺」へ。
ここは紅葉で有名なお寺で「錦の里」と呼ばれており、今は静かですがあと1ヶ月もすれば多くの人で賑わうでしょう。またここは「日本酒発祥の地」でもあります。

秋明菊(シュウメイギク)は菊とはいえ、アネモネの仲間で、この時期茶花にもよく使われます。また紫式部と白式部も多くあり、これまた豆子好みの素朴で静かな名刹です(今はね。)

このほかにも多数の南天が植わっており、紅葉も終わったあとは、この南天が美しく色づいた赤い実が冬の景色に彩りを添えることでしょう。


■弘仁寺

訪れる人も少なく
ゆったりとした時間が
流れている弘仁寺です
紫苑です。
そういえば
よく見かける花ですよね
よく似た花が
たくさんありますよね
あまり派手でなく
数も多すぎず
ちょうど良い加減
さて皆同じ顔でしょうか?
違うような・・
苔が老斑のようにも見える



■正暦寺

正暦寺駐車場周辺には
彼岸花がたくさん
かつてはここ正暦寺で
日本酒を製造して
大もうけしたんだって
何でしょう?
紫式部の実です。
銀玉鉄砲の玉みたいだね
これが紫式部だよ。
英語では、
Japanese beautyberry
って言うらしい
紫式部の白いのを
白式部っていうんだって
正暦寺の本堂では
法事をしてたので
あまり近づきませんでした
これが秋明菊です
花びらが不ぞろいなのが
味があるでしょ
秋明菊の中で
この手のものを
別名貴船菊って呼ぶらしい
こちらにも石仏さんが
たくさんありました



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