秋の花遍路2005メニュ〜
■弘仁寺の紫苑と
 正暦寺の秋明菊
■湖南三山の紅葉
■円成寺(奈良)と
 岩船寺(京都)の
 紅葉
■市岡OB写真クラブ
 撮影会
■湖南三山の紅葉  <2005年11月23日>

滋賀県の石部町と甲西町が合併してできたのが湖南市です。合併を機に両町にあった長寿寺、常楽寺、善水寺の3つを湖東三山に対抗して(かしなくてかは知りませんが)、「湖南三山」と称したそうです。

まず一番近くにある常楽寺から。
何日か前にテレビで取り上げられていたので、結構多くの人が来ています。この予想外の人出に受け入れる側の人たちが戸惑いを感じて色々と不手際がある模様です・・・(予想外の人出と言っても湖東三山や京都のようなことはありません)

湖南三山はすべて天台宗の古刹で、本堂や中の仏像の配置などはすごく似ています。ここ常楽寺は西寺と呼ばれており、次に行く長寿寺を東寺と呼んでいます。

常楽寺は本堂と立派な三重塔が国宝で、たくさんの重文の仏像などがあります。本当はこの仏像たちを撮影したいのですが、それは殆どのお寺で許されないことです。普段は拝観に事前予約が必要と書かれてあるくらいなので、本当に普段はひっそりとした静かなお寺なのでしょう。

さて、次は歩いて15分ほどの「長寿寺」へ。
ここも奈良時代の後期に創建されたと伝えられており、本堂が国宝で、仏像の殆どが重文に指定されています。かつてはここにも三重塔があって、前述の「常楽寺」と同じ伽藍配置であったといわれています。

上手にガイドしてくれる住職の奥さんがいて、面白く楽しくお寺のガイドをしてくださいました。普段は殆ど人が来ないらしいですよ。こんなにいいお寺なのにね〜。

さてさて、最後は少し離れている「善水寺」へ。
駐車場から車があふれて路上駐車の車が多いです。ここは日帰り温泉施設「十二坊温泉 ゆららの湯」のすぐ近くなので、そこからも歩いて行ってもいいかも・・・・ まあこの季節だけね、こんなに多くの人が来るのは。

前の2寺と同じく奈良時代に建立され、本堂が国宝で仏像の殆どが重文に指定されていて、この3つのお寺は雰囲気がよく似ています。

あ〜〜〜 この素晴らしい仏像たちを皆にも見てもらいたいわ〜(^v^)
http://www.biwa.ne.jp/~konankan/purpose/konan_mt.html
↑ここで少しだけ雰囲気が味わえるかも。

またここは名前の通りで「善い水」が湧き出ており、汲んで帰ることもできます。(専用のペットボトルが用意されています。料金はお気持ちで)桓武天皇が病気になり、最澄が法力によって霊水を献上したところ、たちどころに回復したというありがた〜いお水です。

さて仕上げに「ゆららの湯」から10分ほど山道を下ったところの対岸の絶壁にある「磨崖仏不動明王」様と対面して、超満足の1日でした。


■常楽寺

常楽寺の
小さな仁王門は、
もともと三井寺に
あったものだって
常楽寺の本堂と
三重の塔です
遅れていた紅葉も
見ごろです

常楽寺の境内の前で
空を見上げると
こんな感じ
常楽寺は
マーガリンとまんちゃんの家の近所です



■長寿寺

長寿寺につきました。
常楽寺からすぐです
少しの間
紅葉のトンネルを
歩きます
見上げれば
こんなアーケードです
長寿寺本堂です。
かつては
三重塔があったらしい
天気がよかったので
紅葉も輝いています



■善水寺

善水寺につきました
ここではお抹茶席が
設けられています
これがお寺の名前の由来の
「善い水」です
汲めるんだよ
本堂の裏では綺麗な
山茶花が咲き始めてました
湖南三山の本堂は
全て国宝です
雰囲気が似ています
これは善水寺
善水寺のすぐ近くの山の
絶壁に掘られた
不動明王様



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