大晦日のお昼、福島の庶民派中華料理店「眠眠」でラーメン定食を食べてから、私豆子イラン系虚弱体質KUWITCH地獄の高利貸うんどんDECAの3人は和歌山県南部に向けてイラン人の愛車ケンタ君で出発したのです。この「眠眠」、お昼はテーブルにキムチがおいてあって勝手に食べてもいいんだな、ほんでもってこの超庶民的な下町の味付けが最近のお気に入りです。

ケンタ君は阪神高速湾岸線島屋インターから関空道路、阪和自動車道、海南・湯浅・御坊道路を経て、国道42号線をのんびりと南下していきます。たいした渋滞もなく、夕方5時前には南部町(みなべだよ、なんぶじゃないよ。梅の里のみなべです)の南部ロイヤルホテルに到着しました。

団体のバスが着いていたのでフロントは人がごったがえしていました。が、何故だか私達はラウンジにてお茶を飲みながらのゆったりチェックインとなりました。高いJTBだからか、私達がJTBのVIPだからかな……なぁ〜んて考えながら、お部屋に入ってお茶飲んでお菓子食べてのんびり休憩しておりました。お部屋からの景色はなかなかです。海が見えて明日早起きすればすばらしい初日の出が拝めるでしょう!

いつもなら夕食前にひとっ風呂なんですが、今夜の夕食はフレンチレストランのディナーなので、洋服を着ていなくちゃならないので、お風呂は夕食後にしました。イラン人とDECAはアカすりの予約を入れていますが、混んでいて夜の10時過ぎからと言うことになりました。私、豆子は数日前からボディに湿疹をだしているのでアカスリはパスです。

さて夕食が7時からなので6時位からおなかをすかすべく、売店をすみからすみまでいわす事にしました。今夜飲む梅酒を1本買って(大酒飲みがいないのでこの程度で十分なのです)、お店の奥に進んでいくと、さすが梅の里だけあって、たくさんの種類の梅干が売っています。そのすべての種類が試食できるので、これは甘すぎるとか、これはおやつだ、これはしょっぱすぎる……なんて言いながら、気がつくと10個近くも梅干を食べていたのでした。さて梅のオードブルもたっぷり頂いたので本物のディナーへ。

レストランは照明を落として各テーブルの上にはキャンドルが点っていて、ムーディな雰囲気。でも通されたのは、非常口近くのなんだか妙にでかいテーブル。頭上には、非常口の電飾の案内板があったりしてここだけ妙に明るい席です。もっといい席に行きたいので、文句を言ったのですが、あいにく全部予約でつまっているらしく……

まあ明るくってお料理がよく見えていいかって思いながら食事が始まったのです。赤のグラスワインを頼んで、ウェイターさんがついでくれるときに、いつものオバハンモードで「もっとたくさん入れて!」って言うと、笑いながら本当にたくさん入れてくれました(^.^)v ヘヘヘラッキー!

大晦日南部ロイヤルHの夕食
これがオードブル1品目、
フォークの多さを見て下さい

オードブルは刺身の盛り合わせフランス風です。これがまたボリュームがあって美味しいの。種類も多いしね。これだけでおなかがふくれそう。その次にマグロをあぶったのと、アレッなんだっけ、もう一つあったんだよ。あ、そうそう、鯛のスープ仕立てとか、サラダとか…… だってフォークとナイフが5セットもあったんだから……また、これがそれぞれいい味で美味しいのよ、幸せだなぁぁ!

メインの魚料理に行く前に、えらそうな人がテーブルにやってきて、席がなかったことについての謝罪ともう少ししたら向こうの席に移れるって言うんだけどもう食べだしたら動きたくないからもういいですって言って食事を続けてたの。そうすると白ワインをたくさんグラスに入れてイラン人とDECAに、私にはウーロン茶をサービスで持ってきてくれたり、一品別につけてくれたり(ベトナムフォーみたいな物だった)、帰りにはラウンジで何杯でも飲んでいって下さいとか、いたれりつくせりなの。

(ここのウェイターさん達、なかなかユーモアのセンスもあって、もうおなか一杯だわって言ってるのを知っていて、デザートを持ってきてくれるときに、「メインの肉料理です」なぁ〜んて言いながら出してくれたりするんだよ。)

このテーブルだけ明るいの
白ワインとウーロン茶は
サービスで〜す
既におなかイッパイ

もうお腹ははちきれんばかりなんだけど、無理矢理メインの肉料理を詰め込んで(それでも美味しく感じてしまうんだな、勿論デザートは別ばら)、もう容積率180%って感じで早くお部屋に帰って横になりたいところですが、折角の申し出なので、ラウンジによることに。

と言っても私は酒は飲めないので、薄そうなDV妻・ばさこの十八番の「モスコミュール」を頼んだのですが、これがまた濃い〜の。こんなとこサービスしていらんって。
イラン人のジン・バックも濃いかったらしく、めずらしくイラン人が酔ってしまって、予約しているアカスリの時間までにはお風呂に行けそうにありません。

酔っ払って眠っているイラン人をほぉっておいて、私とDECAは地下にある温泉へ。
泉質はナトリウム−塩化物泉で大浴場と水風呂、サウナ、それと岩の露天風呂があります。露天風呂だけお湯があふれていってますが、そんなに温泉情緒を感じられるお風呂ではありまっしぇん。やはり同じ系列の大山のロイヤルホテルのそれと似ています。

それでもDECAがアカスリ+入浴している間、のぉ〜んびりと温泉とサウナを堪能して、お部屋に帰ると紅白が終わりかけていて、イラン人がやっと復活していました。こうしてDECAが得意の早寝する暇もなく、紀伊半島一周の旅の初日の夜は満腹のまま更けていったのであります。(それでもお菓子をポリポリする人、約1名……さすがです、DE……)

ちょっと文句言っただけやのに、やたらサービスよかったな。うちらってそんなにうるさいのかな。それともJTBのお姉ちゃんがこの人達うるさいお客さんですって情報流しているのかしら……。

確かに私は必ずJTBの宿泊アンケートに
答えているけどね〜ん!




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