さてぐっすりと眠ってすっきりと元旦の夜は明けて!いい天気です。カーテンを開けると一面の海と太陽、まぶしくって目があきません。さぞかし初日の出は見事だったんだろうな!

さあ朝食はまずまずのバイキング。またまたおなか一杯になって、サービスのコーヒーを頂いて、さて今日の目的地勝浦に向かって出発で〜す。ケンタ君は海岸沿いの42号線を南下。お天気と景色がいいのでケンタ君の中では暑くって夏のような感じです。途中すさみの道の駅「イノブータンランド・すさみ」によって、串本の海中公園へ。

ここでうどんと和歌山ラーメンとめはり寿司の昼食をすませて、潮岬の灯台に行って、橋杭岩を見学して、薄皮饅頭を食べて、本日のメインイベント初詣・那智山に向かいます。
イノブータンランド前の海
冬には見えないでしょ。
こんなのがず〜っと続くの!
潮の岬に着きました
本州最南端、海の色が綺麗です
潮の岬の灯台
空の青さを見てちょーだい!
スカイブルーってこれよね
灯台からの景色
地球は丸いよ、大きいよ。
まぶしくって目があきまへん
串本の橋杭岩です
又まぶしくって
目があけられまへん!
橋杭岩は橋げたみたい!
弘法大師と天の邪鬼が
橋をかけかけたらしい……
那智大社
今年の初詣は無事終わりました
那智の滝の水・延命水
豆子は頂きましたよ。
これでまた寿命が延びましたね!
五重の塔と那智の滝
とても美しくて
神々しい景色でした
シャッターポイントです
豆子は学生時代に
ここに来ているのですが、
全く覚えてません

さすが西国33ヶ所の1番札所・熊野三山の一つ、途中から大渋滞です。結局途中の喫茶店の駐車場にケンタ君を止めて石段の参道を歩いて登ることにしました。食べ過ぎだから運動になってちょうどいいんだけどね。

473段の石段を登り、熊野那智大社にて初詣。次にすぐ隣にある青岸渡寺にてもう一度初詣。おみくじも無事に吉、小吉を引き当ててまずは一安心。何年か前のお正月に私、DECA、むぎりんと3人続いて凶を引いたことがあるんだよん(-_-;)

石段下のお土産物屋さんで日本酒「ほんまもん」を買って、本日のお宿「ホテル浦島」へ。ホテル浦島へは、駐車場にケンタ君をおいてマイクロバスで船着場に行ってそこから船にのっていきます。

ホテル浦島は半島全部がホテルの敷地でそこに本館、山上館、ごんど館、日の出亭と4つの旅館があります。前を海、後ろには山を背負ってなかなかのロケーションです。船からは巨大なホテルが近づいてきて、イラン人曰く「香港のアバディーン」みたいっだって。

船を降りてフロントに入ると、そこは香港のデパートみたい。むっちゃ大勢の人がいて、フロントの右側はお土産物屋があって左の方にもなんだかゲームセンターみたいなのがあって、とにかく「品」と言うものはありまへんな!とにかくうるさいし雑然としている。本館のお部屋なんだけど自分で鍵もって部屋に行くし、廊下は赤いピータイルし古いし、お部屋は古臭いし、丹前の裏はほつけてるし表には穴あいてるし…… 今時ピータイルの床の旅館ってあるかい?

とにかく気を取り直してお風呂へ。この宿で一番評判の「忘帰洞」へ。でも草履も汚らしいねん。ここは洞窟のようになっていて、硫黄の臭いがプンプンしていて、波の音が聞こえてすぐそこに海が見えています。でも景色が見えないので明るいうちに来た方がいいね。

お湯はなかなかのものです。無色透明だけど硫黄臭のあるもの、にごっていて硫黄臭のあるものやないもの…… 湯の種類が4つくらいあるらしくって源泉によって少しづつお湯の種類が違うみたいです。お肌もしっとりツルツルします。

でも「ここでは海の環境を守る為、シャンプーやらボディシャンプーを使わないで下さい。内湯にてお使い下さい」ってあっちこっちに書いてあります。(石鹸はいいんだよ、洗剤系がだめなのね)って事は排水を海に流しているって事? そりゃあかんやろ、浦島さんよ。

と言うことでここでは髪を洗えないねってイラン人と喋りながら、たくさんある湯船であったまっていたら、DECAがどうどうとシャンプーしています。駄目だよ、DECAちゃん、マナーは守らなくっちゃ。後で聞いたら、張り紙に全然気づかなかったんだってさ。あんなにたくさん張ってあるのにね。また食後に他のお風呂で洗うことにしましょう。ここにはあと洞窟風呂1、露天1、内湯3があるので。

さて、では元旦の夕食です。
と、これが前もってバイキングとは聞いていたんだけど、これはこれはあんまりやろぉ〜。ばばっちいプラッチックのお皿にまず〜い料理やで。最近のバイキングってもっとましやろ。4500円の丸ビルのバイキングだってもっともっとましやで。

刺身は3種類だけ、あと6種類くらいのお寿司と焼き肉、てんぷら3種ほど、まず〜い中華、とった途端に硬くなるしゅうまいと汁のない小籠包…… 等等紅茶だって最近は普通ティーバッグおいてあってそれにお湯入れるもんが普通なのに、ここでは超うす〜い紅茶がポットに入っています。腹たつのん通りこして、もう笑ってしまうな。

つぶれる前のはだか天国、パラダイスインを思い出してしまったよ。でもあそこはもっと安かったしぃ〜。こんなんでしょうもない料理でばばっちい部屋で1泊2食いくらやと思う?26,000円やで! こんなん1万円の値打ちもないで! アンケートには無茶苦茶書いてやるぅぅぅ〜。お風呂の良さとネームバリューにあぐらかいとるやないか! プンプンプン! うぇ〜ん(>_<)

あほらしくって、こんな旅館に一銭たりとも落とす気にはならないので、さっさとお部屋に帰ってお風呂に行こうっと! と思ったらもういつものようにDECAっい人がお布団に入っています。あかんで、この旅館、お風呂以外に取り得はないねんから…… おまけにまだ8時過ぎやでぇ…… あ、もう寝とるがな……

と言っても起きる様子もないので、イラン人と2人で温泉めぐりに出かけることに。まずは山上にある露天風呂へ。ここに行くには100mくらいあるエスカレータを3つ乗り継いで上がっていきます。なかなかのもんやけんど、こういう所に金かかるから高いのか?でもお風呂は単に山の上にポツンと露天風呂があるだけ。別にどってことないよね。

次、はまゆうの湯っていう内湯で先髪しようと思ったんだけど、混んでいるのでパス。フロントでどこがいいか聞いたら少し遠いけんど日の出館の内湯「磯の湯」がいいと言うのでそちらに向かうことに。でもこれがまた本当に遠いんだな。山上館からだと1kmくらいはあるんじゃないかな。

ここまで来たついでに、磯の湯の向こうにあるもう一つの洞窟風呂、「玄武洞」に入ることにします。忘帰洞に比べるとこぶりながら、洞窟感はこちらの方が数段上です。一番先の方に行くと外の海が見えますが、反対側の奥の方にいくと空気も動かないようなサウナのような天井の低い洞窟になっています。息苦しいので、あまり長居はできまへん。

ではお風呂のメインイベント、洗髪しに「磯の湯」へ。
なんとここのお風呂は、源泉なので飲用可能。うん、やっぱり源泉だよね。たっぷりあったまって髪を洗って、身体を洗って気分よく身体をふいていると、なんとここにも「シャンプー・ボディシャンプー使用不可」の張り紙が。

あ〜、DECAちゃんと同じ失敗をしてしまいました。皆さん、マナーは守りましょうね。

と言うことで紀伊半島一周の旅の2日目の夜は頭も身体も充分にゆで上がったのでした。

ええかげんにせーよな! 今時こんな旅館が残ってたなんてさ。ロケーションとお風呂以外は最低やな……

おそるべし、ホテル浦島! ぼったくり旅館や!
こわいもの見たさで来てみる?




 
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